ウォーキングの健康効果は多岐に渡ります。そのため人によってウォーキングを行う目的は様々です。多くは”健康のため”という目的で行われます。ウォーキングは有酸素運動の代表的な運動として挙げられ、主に体脂肪燃焼や体質改善、生活習慣病予防に効果的な運動です。
ウォーキングの効果
- 高血圧の改善
- 心肺機能の強化
- 肥満の解消
- 肝機能の改善
- 糖尿病の改善
- 腰痛の改善
- リラックス効果
ウォーキングの歩き方と時間との関係
ウォーキングなどの運動をはじめると、ついウォーキングの時間や距離を伸ばしたくなりますが、これは必ずしも効果的なやり方とは言えません。ウォーキングは、中強度の運動を20分程度行うのがよいとされているように、長時間行えばいいというものではないからです。正しい歩き方に慣れてきたら、時間を少しずつ伸ばしていくことは効果的な仕方だと言えますが、初めてウォーキングをスタートした方がいきなり長時間歩いたら、足首や膝を壊してしまう可能性もあります。
理想的なウォーキングの時間と距離
最近では1日8000歩、中強度のスピードで20分程度が理想とされています。万歩計という歩数測定器からも想像できるように、かつては1日1万歩とされていましたが、それでは歩き過ぎるという見方が一般的です。ただ、体力のある人、体を使った仕事をしている人、日頃から運動をしている人などは、1万歩程度の距離が理想的なのかもしれません。というのも、ウォーキングで大切なのは運動量です。
ウォーキングの効果的な正しい歩き方のコツ
ウォーキングの正しい歩き方でよく言われるのが姿勢を正すというものですが、日頃からつい猫背になってしまう方がいきなり背筋をピンと張って歩くのはなかなか難しいかもしれません。姿勢を正すのではなく、しっかりと前を向くということに意識すると、自然に姿勢がよくなります。そこで、しっかりと前を向いてウォーキングを行うということを意識するようにしてみましょう!
意識して肘を動かすことが大事
日ごろ、歩いているとき、僧帽筋や肩甲骨の周囲の筋肉のことなど考えていません。つまり、日常的に歩いていても、筋肉は動かされていないということになります。そこで、意識して肘を曲げ、腕を後ろに引くように動かすことで、筋肉が意識的に動いていきます。効果的な正しい歩き方の重要なコツですので、ぜひ意識してみましょう。
歩く速度を変えるやり方も取り入れてみて
ウォーキングの歩き方に慣れてきたら、歩くスピードを変えてみましょう。たとえば、ウォーキングのスピードをときどき上げてみるようにします。早歩きをすると、記憶をつかさどる脳の海馬の体積が大きくなるという研究報告があるため、脳の健康にもいい影響を与えます。ウォーキングのスピードを変えてみることで、血流が増加し、脳へ栄養を運ぶ血流も増えます!
無理をしないで楽しいウォーキングを
自らの体力に合わせたウォーキングを心がけましょう。体調が悪いときは、無理にウォーキングをするのは禁物です。また、ウォーキングの途中で気分が悪くなったり、足腰などが痛くなったりしたら、すみやかにウォーキングを止めるようにしましょう。いざというときのために、連絡ができるようにしておくことも大切です。
自分で継続できる習慣をゆっくりつけていきましょう!