カッコイイ肩というのは細長い肩ではなく、バランスのとれた丸みのある肩を指します。
しかし、肩の丸みをつけるためにはただ肩を鍛えればいいというわけではなく全ての筋肉をバランスよく鍛えて丸みを作ります。
三角筋を鍛えるメリット
肩幅が広くなり、たくましい肩回りに
肩を覆うようにして位置している三角筋を肥大化させると、肩は丸みを帯びて肩幅は広くなっていきます。それと同時に僧帽筋や広背筋といった背筋群と共にトレーニングすることで、逆三角形のボディラインを強調することにもつながり、たくましい肩回りを手に入れることができます。
それに加え、夏場など、Tシャツを着る機会が増える季節に向けて三角筋を鍛えることで、ファッションの面においても大きなメリットがあります。
肩こりや肩のケガを防止
肩コリの原因は筋肉を長時間動かさないことによる血行停滞。三角筋の筋トレを行うことで血流がよくなり、肩こりを改善が期待できます。
そして肩の筋肉は肩を覆うようにして存在している筋肉であるので、三角筋を鍛えることで肩の脱臼といったケガを未然に防ぐことにもつながります。
肩こりに悩んでいるのであれば、三角筋のトレーニングは最も健康的な解決法かもしれません。
三角筋を鍛える時のコツ
3つの部位をバランスよく鍛える
三角筋は上半身の体の中で最も大きな部位で、前部、中部、後部の3種類に分けることができます。一口に三角筋を鍛えるトレーニングといっても、前部を鍛える種目や後部を鍛える種目が存在し、一つのトレーニングのみを行うと三角筋のバランスが偏ってしまうので注意。三角筋を鍛える際はどの部分が作用しているのかを確認し、偏りがでないように上手く組み合わせてトレーニングすることが重要です。
構造を知り、理解する
三角筋は前部・中部・後部の3種類に分かれています。
まず前部の働きは「肩関節の屈曲・水平内転・内旋」で、肩関節の屈曲は腕を前方に挙げる働き、水平内転は腕を内側に内転させる働き、内旋はインナーマッスルとしての働き。
中部は「肩関節の外転」の役割を果たしていて、腕を真横に挙げる動作に密接に関与しています。
後部は「肩関節の伸展・水平外転・外旋」の役割、肩関節の伸展は腕を後ろに引く働き、水平内転は腕を内側に内転させる働き、外旋はインナーマッスルとしての働きを表します。
これら三角筋の各部位の働きを抑えることが三角筋のトレーニング効果を最大化させるポイントです。
丸く大きな肩を作る筋トレメニュー【立体感を出す】
ダンベルショルダープレス
- ダンベルを肩の横にセット
- 肘を伸ばし切らない程度にあげる
- 僧帽筋に刺激を与えないようにする
ダンベルショルダープレスは肘を伸ばし切ると負荷が逃げてしまい、効果が薄れるので注意。
重すぎるものを扱うと怪我をしやすいので、10回できるものでOK。
サイドレイズ
- 両手にダンベルを持つ
- ダンベルを体の側面に位置させ背筋を伸ばし体勢を整える
- 三角筋を意識しながらダンベルを真横に持ち上げる
- 肩の高さまで持ち上げたら1秒ほどキープ
ゆっくりともとの位置に戻す
1セット8~12回を目安に3セット繰り返しましょう。
ダンベルリアレイズ
- ダンベルを握る
- 上半身を45°倒す
- 円を描くように背中側へダンベルを上げる
肩より高い位置までダンベルをあげることで、リア(肩の後部)に刺激を与えることができます。
そのため、軽いダンベルを使う必要があります。12回3セット行いましょう。