青汁とは
青汁は、不足しがちな野菜の栄養を手軽に補える食品として人気があります。
ただし、青汁が野菜の代わりになるわけではありません。
健康維持のためには、毎日の食事から野菜を摂取することが大切です。
しかし、何種類もの野菜を洗って、切って、皮をむいて調理するとなると、非常に手間がかかります。
外食をする機会も多いと、どうしても野菜不足に陥りやすくなるでしょう。
現代の日本人は、食物繊維やビタミンなど12種類の栄養素が不足していると言われています。
そんなときに活躍してくれるのが、青汁です。
青汁とは、生の緑葉野菜を絞った汁、または粉砕して粉末状にしたものを指します。
食物繊維やビタミン、鉄や亜鉛などのミネラルを豊富に含み、不足しがちな栄養を手軽に美味しく補うことができます。
青汁というと、「にがい」「まずい」などのイメージを持つ方もいるかもしれません。
青汁の味は、原料や配合成分によって異なります。
原料によっては苦みや青臭さがでやすく、飲みにくさを感じることもあるでしょう。
しかし、飲みやすい青汁もたくさん販売されています。
ただ水に溶かすだけではなく、牛乳や豆乳に溶かしたり、料理に加えたりなど、自分にとって飲みやすいアレンジ方法を見つけてみてください。
青汁の成分表
以下の表は、青汁に含まれている栄養素と、毎日の摂取が推奨される代表的な栄養素をまとめたものです。
栄養成分 | 含有量 | 推奨摂取量 |
たんぱく質 | 13.8g | 65g |
炭水化物 | 70.2g | 320g |
脂質 | 4.4g | 50g |
食物繊維 | 28g | 21g |
ビタミンA | 24μg | 860μg |
ビタミンC | 1100mg | 100mg |
ビタミンD | 0μg | 8.5μg |
ビタミンE | 9.4mg | 6.0mg |
カリウム | 2300mg | 3000mg |
マグネシウム | 210mg | 340mg |
青汁に期待できる嬉しい効果
整腸効果
青汁には食物繊維が含まれています。
食物繊維は腸内細菌のはたらきを活発にする効果が期待できます。
このため、食物繊維を摂取することで、腸内環境が整う可能性があります。
また、食物繊維は便の体積を増やすはたらきが期待できます。
なので、食物繊維を摂取することで便秘を予防できるかもしれません。
便秘などに悩んでいる人は、食物繊維を摂取するようにしてみましょう。
ダイエット効果
太りやすい人と太りにくい人の違いには、腸内環境が大きく関わっています。
体型を維持し、太りにくい身体になるためには腸内環境を整えることが大切です。
そして腸内環境を整える方法の一つとして、食物繊維を摂取することがあげられます。
食物繊維は直接腸のはたらきを刺激するだけでなく、乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌のエサになるので、菌を増やしお腹の調子を整えることができます。
そこでおすすめなのが食物繊維を多く含んだ青汁です。
青汁を取り入れることで食物繊維を摂取し、腸内環境を整え、太りにくい身体に変えていく効果が期待できるのです。
免疫力アップ効果
青汁を飲み続けると食物繊維により腸内環境が改善されます。
腸内環境を整え、善玉菌と悪玉菌のバランスを整えることで、体内の免疫細胞がうまく活動をすることができるため、免疫力が高まり、丈夫で健康な体になっていくのです。
病原菌にさらされても、体内の免疫機能で跳ね返す。
そんな丈夫な体を作るために、青汁は必須といえるでしょう。
青汁と一緒に飲むとおいしいもの
青汁に興味はあるものの、やっぱり苦味が気になって続けられない!
そんな方におすすめなのが「何かと混ぜて一緒に飲むこと」です。
青汁と一緒に飲んでおいしく、習慣として青汁を続けるためのサポートができる食品を紹介します。
青汁×牛乳
牛乳は青汁の独特の青臭さを緩和させる効果があります。
さらに甘みを足せばまるで抹茶ミルクのように飲むこともできます。
青汁×スムージー
青汁をスムージーに混ぜて飲むことで、簡単にグリーンスムージーを作ることができます。
時間のない朝に飲めば健康的な一日のスタートが時短で切れます。
おすすめはりんご味です。
青汁×ヨーグルト
ヨーグルトの酸味が青汁のクセを消してくれます。
フルーツなども盛って一緒に食べると、朝からカルシウム、食物繊維、ビタミンなどが効率的に摂取できます。
青汁×プロテイン
プロテインと一緒に混ぜて飲むことにより、タンパク質と食物繊維を同時に摂取することができます。
抹茶味やフルーツ系のプロテインと混ぜると良いです。
青汁には整腸効果やダイエット効果などが期待できることを理解いただけたかと思います。
栄養素を豊富に含んだ青汁を摂取して、健康な身体づくりをしていきましょう。