筋トレを頑張った次の日、筋肉痛に襲われた経験があると思います。 その痛みで自己満足して、まるで筋肉に効いている効果があると思っている人が多いと思います。
昔から筋肉痛は効果的なトレーニングの結果だと言われていました。しかし、筋肉痛があるから筋肉に効いている効果があるというのは最近では違うらしいです。
筋肉痛は効果的なトレーニングの証拠?
筋肉痛は効果的なトレーニングの結果? 端的に言えば、答えはノー。
新しいトレーニングを始めた最初の1~2週間は、軽い痛みが出て当然。しかし、3日も痛みが続くのは、そのトレーニングの中身が悪いことを示していると思います。
たいていは不適切な重さのウエイトを使っているか、ボリューム(レップ数=1セットに行う回数とセット)を理解していないかが原因。また、同じような動きばかりで筋組織をいじめている、正しいウォームアップをしていないことなども原因になります。
筋肉痛になったからといって、質の高い効果的なトレーニングをしたことにはならない。けれど、筋肉痛にならなかったからといって、意味のない筋トレだったわけでもありません。
翌日に痛みが出なくなったら、そのトレーニングは意味がなかったと考えてしまう人が多いですが、翌日の筋肉痛を期待しながら強度の高いトレーニングを毎晩ひたすらこなすより、動作のパターン、トレーニングのコツ・スピードをマスターしながらトレーニングすることをが大事です。
筋肉痛がないのも質の高いトレーニングのサイン! 惑わされないでください!
筋肉をつけるのにも、体を強化するのにも時間がかかる。あえて筋肉痛を招くのは、自分に怪我を負わせているのと変わらない。これでは次の筋トレでのパフォーマンスが落ちてしまいます。
全く筋肉痛にならなくてもいいの?
では、全く筋肉痛にならなくても良いのかというのも疑問に思うところですよね。
筋肉は筋繊維が損傷→回復を繰り返し強くなってくると、同じ筋トレでは筋肉痛を感じなくなります。そのため、筋トレを続けていて、筋肉痛がなくなったならあまり問題はありません。
しかし、筋トレを始めたのに一度も筋肉痛にならないというのなら、それは効いていない証拠。
何となく回数を重ねて、満足してしまっていませんか?間違ったフォームで筋肉に効いていない動きを何度繰り返しても、筋肉を鍛えることはできません。
トレーニングのやり方やフォームの改善をしてみて工夫してみるといいと思います。
筋肉痛があるときにトレーニングしてもいいの?
筋肉痛がある時は、筋肉に乳酸が溜まったり、損傷が起きている状態なので、さらにトレーニングをするのはおすすめしません。
運動は、やりすぎもよくありません。筋肉痛が起こっているにも関わらず、無理して筋トレなどを行うと、肉離れなどのケガにつながります。それでも運動したい、ということであれば、普段よりも負荷を軽くして、無理をしない程度にしてください。休息も大切なので、自分の体と相談しながら運動しましょう!
筋肉痛になれば筋肉がつくというわけではないので、自分に合った筋トレメニューで初心者も熟練者もトレーニングしていきましょう!