サウナの効果とは?

サウナには健康と美容にさまざまな効果があります。その理由は、カンタンに一言でいうと「血流が良くなるから」です。血流が良くなれば、溜まっていた老廃物や疲労物質は排泄されます。細胞にも栄養と酸素が行き届き、傷ついた細胞は修復され、体の各機能は回復していきます。

その結果、疲労回復はもちろん、冷えや肩こり、腰痛、月経前症候群や便秘、肌荒れなど、さまざまな症状の改善に効果が期待できるます。それではサウナに入ると具体的にどんな作用が起きて血流が良くなり、それが体にどう良い効果をもたらすのか、説明していきます。

サウナの効果

睡眠の質が改善する

人は、ノンレム睡眠(深い睡眠)とレム睡眠(浅い睡眠)を約90分の周期で繰り返しています。

ノンレム睡眠は、脳や肉体の疲労回復のために重要で、「たくさん寝てるのに寝たりない」人は、ノンレム睡眠の時間が短いと考えらます。

就寝してから最初の周期が最もノンレム睡眠が多く、後半の周期になるとレム睡眠の割合が増えていきます。

睡眠時間を長くしてもレム睡眠の時間が長くなるだけで、ノンレム睡眠の時間はほとんど変わりません。短い睡眠時間でもサウナに入ることが良質な睡眠につながります。

肌が綺麗になる

サウナで汗をかくことで皮脂などの老廃物が洗い流され、毛穴の詰まりや角栓を改善できます。

入浴では顔まで浸かることができないので顔は温められませんが、サウナは顔まで温められます。

血流が良くなるので、肌の新陳代謝も促されます。

もっと肌をスベスベにしたい人は塩サウナに入ると、より肌のスベスベ感を実感できるので塩サウナがあったら入ることをおすすめします。

サウナから出た後は、肌が乾燥している状態なので化粧水や乳液で保湿することを忘れないようにしましょう。

脳がスッキリする

現代人は、仕事やプライベートなどが忙しく、空き時間はスマホなど常に頭が動いている状態です。

サウナ室内は人間にとって過酷な環境なので、生存本能として余計なことを考えられず、強制的に思考を停止させられます。

これは一種の瞑想状態のようなもので、脳がスッキリしたり頭の疲れを予防する効果が得られます。

体の重さ・肩こり・眼精疲労が改善する

サウナの温熱効果により、凝り固まった筋肉がほぐれたり、血行促進作用があります。

血流は疲労物質を取り除く役割もあるので、血流促進することで疲れが取れやすくなります。

五感が敏感になる

サウナに入ると、感覚が研ぎ澄まされます。

外気浴でととのっている時、風が肌に当たる感覚や鳥のさえずりや木が揺れる音がいつもよりも敏感に感じられるでしょう。

サウナ後のご飯も美味しく感じます。

これは脳の感覚を司る部位が活性化している証拠なのです。

アイデアや集中力が増す

仕事中にアイデアを考えても煮詰まってしまいますが、散歩中や寝起きのふとした瞬間のリラックスしている時にひらめくことが多いです。

サウナに入ると、リラックスしている時にでる脳波α波が出ます。

また感覚を司る脳の部分でβ波(緊張したときに出る脳波)が出ていることも確認されています。

そのため、「リラックスしているのに感覚が研ぎ澄まされている」状態なのでアイデアがひらめきやすい状態と言えます。

代謝がよくなりダイエット効果

サウナに入ると代謝が良くなり、カロリーを消費しやすい体になります。

サウナに入り慣れていない人は、サウナ室に入ってもなかなか汗をかきにくいですが、サウナ慣れしている人は代謝が良いのでサウナ室に入ってすぐに汗をかきはじめます。

またむくみが解消されるのでむくんでいる箇所をスッキリさせられる効果もあります。

ただし、サウナ後のご飯の食べすぎやお酒の飲みすぎには注意しましょう。

体臭改善

加齢臭やワキガなど体臭の原因は汗によるものです。

サウナに入って最初の汗はベタベタと不快な汗が出てきます。このベタベタな汗は、アポクリン腺という部位から出て、体臭の原因となります。

サウナに数回入ると次第に汗がサラサラになってきます。このサラサラな汗は、エクリン腺という部分からデて、成分のほとんどが水です。

クーラーや暖房が効いている部屋ばかりでいると、体温の変化がほとんどないので汗をかく必要がなく、エクリン腺の機能が低下していきます。

サウナに入ることでエクリン腺を刺激して体臭が改善されるようになります。

病気になりにくくなる

サウナに入ると熱でダメージを受けます。そのダメージを修復するために免疫細胞が活性化します。

その結果、免疫力が上がるので風邪をひきにくくなります。

うつ病、アルツハイマー、認知症、心筋梗塞などの予防・症状緩和

サウナには、以下のような様々な症状の緩和や予防に効果があることがわかっています。

  • うつ病
  • 心筋梗塞
  • アルツハイマー
  • 認知症

サウナの種類別の効果

 

サウナにもいろいろな種類があって、得られる効果にも違いがあります。それぞれの特徴を知って、自分の症状に合うサウナを選びましょう。

ドライサウナ

水風呂と併用することで機能亢進力や回復力が高まり、全般的な不調に効く一番オススメのサウナです。
日本でサウナと言えば、このドライサウナが主流です。
高温サウナとも呼ばれ、室温はだいたい80〜100度前後に設定されています。

湿度が10%と低いので、爽快に汗がかけると男性に人気です。短時間で高い血行促進効果があり、疲労回復、肩こり、腰痛、痩身、リフレッシュにオススメです。

ロウリュー

髪や肌を乾燥で痛めないので、女性に人気があるサウナです。フィンランド式サウナとも呼ばれ、サウナストーンに水をかけて、その熱い水蒸気を浴びるサウナです。

温度は80度以下とドライサウナより低いところが多いのですが、湿度が高いので、体感温度は上がります。(湿度が高い方が空気中に水を多く含むので、熱の伝導率が上がるため)しっかり体の芯まで温まり、肌や髪も潤います

サウナストーンに掛けるのがアロマ水の場合は、アロマ効果も体に染み込むので、さらにリラックス効果や機能亢進効果が得られます。

低温サウナ

温度が40〜60度くらいの遠赤外線サウナで、体に負担がかからず、心臓や高血圧の改善に病院の治療の一貫として使われることもあります。

低温サウナでも10分以上で体温が上がり、血行促進、機能亢進・回復効果があります。15分程度で出れば、交感神経を激しく刺激することもなく、リラックス効果が高くなります。

ミストサウナ

美容と心の鎮静にオススメのサウナです。温度は40度前後と低く、湿度は100%にもなります。たっぷり潤いたい女性に大人気のサウナです。

実は温度が高いサウナより、低温サウナやミストサウナはストレス発散にもオススメです。それは、温度が42度以下だと副交感神経が優位になるからです。

戦闘モードの交感神経はお休みし、気持ちが開放され、血管は緩んで循環が良くなります。日頃、緊張を強いられる環境の人、心配事が多い人にオススメです。安眠効果を高めたいときは、からだが冷めきらないうちに布団に入ってください。

[サウナの効果】体調を整える方法

温冷交代浴がおすすめです。

  • サウナに入る前にお風呂で体を温める
  • 体を拭いて、汗や水分をキレイに拭く
  • 10分程度サウナに入る
  • ぬるめのシャワーで汗を流す
  • 水風呂で1分くらい体を冷やす
  • 外気にあたり数分間休憩する
    ※これを2〜3回繰り返します。

サウナに必ずしも10分程度入らなければならないわけではありません。

気持ちよく汗がかければ、それより短い時間で十分です。

休憩しすぎて、体を冷やしすぎないことが大切です。

【サウナの効果】疲れをとる方法

仕事やスポーツによる体の疲れを回復させたい時は、サウナに入る前に体が汗をかきやすい状態にしておくことがポイントです。

  • サウナに入る前に、お風呂に使って体を温める
  • 体を拭いて、まずは90〜100℃のサウナから入る
  • 温度が高くなっている上段のサウナ に移り、15分程度体を温める
  • シャワーで汗を流し、1分程度水風呂に入る
  • 数分間休憩する
  • 再びサウナに入る
    ※これを数回繰り返します

サウナに入ったり出たりすることで、血行を促進し、疲れたときに細胞にたまってくる乳酸を排出させて、体の疲れを取り除きます。

【サウナの効果】体の凝りや痛みを和らげる方法

体の凝りや痛みには、短い時間にパッと高い温度のサウナによる皮膚刺激を与えるのがおすすめです。

  • サウナに入る前に、お風呂に浸かって体を温める
  • 体を拭いて、汗を拭き取る
  • 90〜100℃程度のサウナに数分間入る
  • シャワーで汗を流して終了

サウナの後に水風呂に入って体を冷やさないことがポイントです。

あくまでも短時間の刺激を求めますので、長時間のサウナも必要ありませんし、繰り返してはいることもありません。

【サウナの効果】体を健康にする方法

体を健康に保ちたい、そんな時には免疫力を高めるのがおすすめです。

免疫細胞を活性化させるHSPを作り出したいなら、体の芯まで温める入り方が効果的です。

  • サウナの前にお風呂に入り、足を中心に体を温める
  • 体を拭いて水分を拭き取ったら、サウナに入る
  • 90〜100℃のサウナに10分ほど入る
  • 一旦サウナから出てかいた汗をシャワーで流す
  • 水風呂に入り、体を一気に冷やして引き締める
  • 休憩して終了

HSPを作り出すには、ある程度体を熱くすることが大切です。

そこで90〜100℃のサウナに入ります。

ただし、無理のない程度にしてください。

【サウナの効果】熟睡する方法

寝付きが悪い方は、低温サウナがおすすめです。

程よく体を温めて、体を休息させる副交感神経という神経を優位にして、リラックスさせます。

  • サウナに入る前に、お風呂で体を温める
  • シャワーで体の汗を流して、水分を拭き取る
  • 70℃くらいのサウナに15分くらい入る
  • サウナから出てシャワーを浴びる
  • 30分くらい休憩したら終了

体を温めすぎないことがポイントです。

熱すぎると思うようなら早めにサウナから出ても構いません。

サウナから出てシャワーを浴びるとき、足を冷たい水で冷やすと、保温効果がでて身体から熱が出にくくなります。

【サウナの効果】美容効果を得る方法

サウナで美容効果を得たいなら、湿度が高いミストサウナが適しています。

湿度の高さで、お肌や髪に潤いを与えます。

  • ミストサウナに入る前に、入浴して体を温める
  • シャワーで汗を流す
  • ミストサウナに10〜20分ほど入る
  • サウナから出てシャワーで汗をしっかり流す
  • しっかり保湿して終了

ミストサウナに入ると、体全体が蒸されて、汚れも落としやすくなっているので、一緒に体を洗うのもいいですね。

潤いを逃さないためにも、ミストサウナの後はしっかりと保湿してください。

サウナは、誰にでもできる健康法ですが、体調に応じて無理せず利用することが大切です。

サウナを利用するときは間違った方法で体調を崩さないように気をつけてください









アクセス

〒567-0031 大阪府茨木市春日1-16-63
(谷川記念病院の横になります)
電話番号:072-657-8283
スタッフ対応時間
月曜日〜土曜日9:00〜21:00
日曜日・祝日9:00〜17:30

 

PAGE TOP