「そもそも体幹って何?」「体幹を鍛えるとどんなメリットがある?」と疑問に感じたり、体幹を鍛える必要性などが分からない方もいるかもしれません。WEBサイトやテレビなどで、体幹トレーニングの話題をよく目にします。体幹トレーニングにチャレンジし、健康的な身体を作りたいと考える方も多いと思います。そして体幹を鍛えることは本当にメリットがあるのか?あるのであればどういったメリットなのかを十分に理解している人は少ないのではないでしょうか。今回は体幹についての効果やメリット、トレーニング方法を解説していきます!
体幹とは?
体幹は、特定の筋肉や体の部位を指す言5葉ではありません。一般的には頭と手足を除いた胴体部分の全体が「体幹」と呼ばれています。例えば体幹に含まれるのは以下のような部位です。
- お腹
- 胸
- 背中
- 腰回り
体幹にかかわる部位の重量は、全身のうち約46%を占めています。体幹の状態を整えなければ、寝返りをしたり座位を保ったりといった、日常生活で欠かせない動作の多くが困難となります。仮に手足だけを重点的に鍛えても、身体の中心である体幹がしっかりしていなければ、筋肉へとうまく力を伝達できず、充分なパフォーマンスを発揮できません。日常生活やスポーツで要となる筋肉を最大限活用するために、体幹を鍛えておく必要があります。
体幹には筋肉が多い
胴体部分には筋肉が集中しています。
大胸筋、背筋群、腹筋群などの表面にある筋肉「アウターマッスル」はもちろん、体の深い位置にある筋肉「インナーマッスル」と呼ばれる筋肉もあります。
インナーマッスルには、呼吸に必要な筋肉である、横隔膜や腹横筋、姿勢の維持に必要な脊柱起立筋も含まれます。
周りから見えるアウターマッスルのみを鍛えるのではなく、幅広い筋肉も鍛えていきましょう!
体幹トレーニングで得られる効果
- 基礎代謝が上がる
- 身体が引き締まる
- 姿勢が整う
- 加齢に伴う筋肉量の低下を予防できる
- 怪我の予防
- 他のトレーニングの効果が上がる
基礎代謝量が増える
体幹トレーニングを行うことで、基礎代謝が上がります。
筋トレなど、トレーニングをしてすぐにカロリーを消費できるわけではありません。
ですが長期的に継続することで、基礎代謝が上がっていきます。
日頃から基礎代謝が高い状態になると、太りにくい身体を作ることが可能です。続けることで、効果が上がります。
身体が引き締まる
体幹トレーニングは、ぽっこり出たお腹を引き締め、綺麗な身体を作ることにつながります。
筋トレのように、ダイレクトに1つの部位に特化して改善することは難しいですが、身体全体を引き締めることが可能です。
他のトレーニング、食事と組み合わせることで、身体を引き締めながら、理想の身体を作れることができます!
姿勢が整う
体幹を鍛えると姿勢が整います。
背中やお腹の大きな筋肉が増えると、しっかり体を支えられるようになるからです。
姿勢が整えば腰痛や肩こりなどの慢性的な体の痛みの軽減につながります。
加齢に伴う筋肉量の減少を予防できる
加齢による筋肉量の減少を予防につながります。
トレーニングは成長ホルモンを分泌してくれるので筋トレすると若返って見えるようになります。
ヒトの細胞は20代を境に老いはじめます。筋肉も例外ではありません。
体幹も鍛えれば筋肉量の維持がしやすくなります。
怪我の予防
体幹トレーニングをして、姿勢が改善されることで、体の癖を矯正できるという効果もあります。
それにより、日々の生活でかかっていた、体の負担を軽減できるのです。
体に余計な負担もかからないので、怪我をする可能性も下がりますし、慢性的な不調の予防になります。
具体的には、デスクワークによる肩こり、座りっぱなしによる腰痛など、体幹を鍛えることで、改善・予防することが可能です。
他のトレーニングの効果が上がる
体幹トレーニングをして体幹がしっかりすると、他の筋トレの効果もあがります。
体幹を鍛えることで、体を安定させることが可能になります。
それにより、フォームも崩れにくくなり、腹筋に力を入れる感覚がわかることで姿勢が崩れにくくなります!
骨盤を立たせることもできるので怪我の予防にもつながりますし、鍛えたい筋肉にダイレクトに刺激を与えられます。
体幹トレーニングは毎日していい?
体幹トレーニングは毎日して問題ありません。
筋トレをすると1度筋肉が破壊され、修復される過程でさらに強くなります。これを超回復と呼びますが、小さな筋肉の場合は24時間程度で大丈夫です。
もしかしたら、超回復は48〜72時間かかるという話を聞いたことがある方もいるかもしれません。これは、お尻や胸など大きな筋肉の話です。
しかし、トレーニングの強度が高いほど超回復には時間がかかります。そのため、重りを使って疲れるまで筋トレした場合は確かに2~3日開けたほうが良いでしょう。
自分の体重を利用した場合は毎日行っても大丈夫です!