「オートミールは栄養豊富」と聞いたことのある方も多いでしょう。
しかし、具体的に何がどう「すごい」のか、その理由については知っていますか?また、オートミールだけで、栄養は完璧なのでしょうか。
今回はオートミールの栄養と注意点や食べ方について解説します。
オートミールの栄養が「すごい」理由
オートミールは穀物のオーツ麦を脱穀してから食べやすいように手を加えた食べ物です。
固く乾燥していて、グラノーラの原料にもなっていて、食べ方は生で食べるのではなく手を加えて食べられるのが一般的です。
栄養価は高く、食物繊維は100gあたり7.52g、鉄分は玄米の2倍で100グラムで約6mg含まれています。
オートミールのメリットは、特に食べ物で摂るのに不足しやすい鉄分を摂取しやすいことです。
他にもカルシウムやビタミンB1なども含まれ、便秘の予防、腸の中を整えてくれる働きがあります。
オートミールはカロリーや糖質を抑えながらも、効率的に栄養補給できる主食といえます。またオートミールは離乳食期の赤ちゃんも食べられるため、赤ちゃんから高齢者まで、幅広い年代の健康づくりに役立ちます。
オートミールの栄養と期待される効能
腸活に取り入れたい「食物繊維」
食物繊維は便の材料となり、腸を刺激して排便を促してくれます。
また善玉菌のエサとなり、善玉菌が働きやすい環境を作り、便秘の対策に役立ちます。オートミールは腸活にぴったりな食べ物です!
貧血の予防に「鉄」
鉄は鉄欠乏性貧血の予防に欠かせません。鉄は血液中のヘモグロビンの材料となり、不足すると息切れやめまい、頭痛、疲れやすさなどの貧血の症状があらわれる原因となります。
強い骨を作る「カルシウム」
カルシウムは骨の材料となり骨を強くする働きがあります。
成長期の子どもから、骨粗しょう症を予防したい大人まで、さまざまな年代で取り入れたい栄養素です。
オートミールと牛乳やヨーグルトを組み合わせることで、さらにカルシウムを強化できるでしょう。
簡単で美味しいオートミールの食べ方
オートミールのお茶漬けは手軽にできて置き換えにもうってつけです。
作り方は簡単で、茶碗にオートミールを入れて自分の好きな具(のりやあられなど)を入れます。
白だしを入れてふやかして完成です。
ホットミルクはデザート感覚で食べることができ、甘い物が好きな人にはおすすめです。
耐熱用に気オートミール200グラムを入れて、豆乳か牛乳を入れます。
電子レンジ600ワットで1分加熱してから、はちみつやメープルシロップをかけて出来上がりです。
オートミールを取り入れる際の注意点
オートミールを取り入れる際に注意したいのは「食べすぎ」です。
オートミールは食物繊維が豊富であるため、食べすぎることでデメリットとなる恐れもあります。
食物繊維の摂りすぎは、かえって便秘を引き起こしたり、栄養素の吸収を妨げてしまったりすることがあります!
食物繊維や鉄、カルシウムなどの栄養素が豊富で、糖質の量を抑えたいときにもぴったりなオートミール。
手軽に取り入れられるのも魅力な点です。ぜひさまざまな食べ方で楽しみながら、ダイエットや健康づくりに役立ててください!