最近、カロリーゼロの飲み物の種類が増えていますね。ゼロキロカロリーだから沢山飲んでも大丈夫というわけではありません。
ゼロキロカロリー飲料の人口甘味料
人工甘味料には危険性があります。そこで、各人工甘味料の具体的な危険性についてまとめておきます。
- アスパルテームの危険性
アステルパームの一部は小腸でメタノールに分解・吸収されます。メタノールは失明の原因になる有毒物質です。最終的には二酸化炭素と水になり、体の中で解毒されます。そのため、摂取しても害はありませんが、長期間大量に摂取すると毒性が高まる危険性があります。 - アセスルファムKの危険性
アセスルファムKは大量に摂取するとうつ病や吐き気、頭痛などの原因になる可能性があります。これは、アセスルファムKに含まれる塩化メチレンに発癌作用があるためです。
しかし、容量を守って摂取すれば世界的にも安全が証明されているので、副作用を心配し過ぎる必要はないでしょう。 - エリスリトールラカントの危険性
エリスリトールラカントは取りすぎると、下痢になります。これは、エリスリトールラカントが糖アルコールであるためです。
1度に大量摂取してしまうと、小腸で消化しきれず、一時的にお腹が緩くなります。また、エリスリトールラカントの甘さは砂糖の75%であり、満足できずに食べすぎてしまう可能性もあります。 - スクラロースの危険性
スクラロースは白血病の原因や、卵巣収縮、白内障になる可能性があると言われています。これは、スクラロースが有機塩素化合物に分類されているためです。毒のある農薬やダイオキシンなどと同じ分類であるため、危険視されています。
スクラロースの安全性は世界各国で証明されているので、心配しすぎる必要はありませんが、危険かもしれない物質であることは覚えておくといいでしょう。
ゼロカロリー飲料は太る?
ゼロカロリー飲料は飲みすぎると太ります。というのも、ゼロカロリーと表示されている飲料でも、100mlあたり5kcal未満のカロリーが含まれている商品もあるためです。
つまり、500mlのゼロカロリー飲料には最大25kcal含まれている可能性があります。ゼロカロリーと表示されていても、飲み過ぎには気をつけましょう。
ゼロカロリー飲料の「リスク」
①人工甘味料は血糖を上げないので、脳が血糖を上げようとして、逆に食べ過ぎに走ってしまう
②人工甘味料の強い甘味に慣れてしまい、余計に甘いものが欲しくなる
③人工甘味料が、腸内環境(腸内の細菌のバランス)を変えてしまい、血糖値を上げてしまう
以上のことから「カロリーゼロ」だからといって、いくらでも飲んでもいいというわけではないです。
もちろん、人工甘味料を適度に使うことにより糖分やカロリーの摂取を抑えることができ、減量や糖尿病の治療に良い効果をもたらすことも間違いありません。
カロリーゼロ飲料の活用術
カロリーゼロ飲料のメリットを最大限発揮できるタイミングが、以下の三つです。
①空腹時に甘いものが飲みたくなったとき
②夜21時以降
③食事でカロリーをとり過ぎてしまったとき
まず(1)の場合。空腹時はどうしても血糖値が上がりやすくなります。そんな時には血糖値を上げにくいカロリーゼロ飲料を活用しましょう。砂糖が入っていない分、糖質も抑えられているので体に脂肪がつきにくくなります。
(2)の場合は21時以降摂取したカロリーは消費するタイミングが少ないので、ここでカロリーの高い甘いものを飲んでしまうと、脂肪に変わりやすくなってしまいます。飲み物に限らず食事もカロリーオフできるのが理想的です。
(3)の場合は、食事でしっかりカロリーをとっているので飲み物から余計なカロリーは摂取したくないタイミング。そこでもカロリーゼロ飲料の出番です。
このように、ここぞ!という場面でとり入れるようにして、あとは無糖の飲み物で乗り越えることができれば、ダイエットにもつながっていきます。